思わず…クスッ (^_^)

 子どもたちって、発想が面白くって思わず笑ってしまう事がありますよね。

人なつこくて、スタッフをからかってふざけ合うのが大好きなAさん。ある日、他の子から袖につけているタイムケアの名札を引っ張られ、左袖の所にちいさなほころびが出来てしまいました。despair

引っ張った子は謝り、和解は出来たのですが、ほころびはやっぱり気になる様子のAさん。左袖のほころびを触ってしばらく考えると、シャツを前後ろに着直しました。そして…、左袖を見せて「ほら、破けてないよsign01」と言わんばかりに、得意げな様子です。右袖のほころびには気付かず、満面の笑みでした。「わあ、ほんとだsign01きれいになったsign03」と驚きの声をあげながら、心の中で「かわい~いheart」とほおずりしたくなったスタッフでした。

今日は「ちらし寿司作り」、「焼き肉丼」「ボウリング」の活動報告です。

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おひさしぶりです

ブログの更新がたいそう久々になってしまいました。 coldsweats01

待っていて下さった方(…いればの話ですが)ごめんなさい。

さて、先月育成会の総会が開催されました。その中で、『それぞれの”働くを考える』というテーマで映像が披露されました。生き生きと働いていらっしゃる様子や、質問に答えるみなさんが映し出されると、ご自分や友だちを見つけては、嬉しそうにまたは真剣に見入っていらっしゃいました。

タイムケアを利用してくれている子どもたちも、いずれは授業や実習を通して、自分なりの”働く”スタイルを見つけていくのでしょう。タイムケア活動でも、褒められて意欲を感じたり、集団行動の中で社会のルールや、忍耐を覚えたり、体力をつけたりと、”働く”ことの礎を作っているのかもしれません。

そう思うと、ますます「タイムケア!頑張るぞ!!」という気持ちが湧いてきます。

今回の活動紹介は「冷やし中華つくり」です。

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教えたり、教えられたり…

ある日の活動に研修(スタッフとして入る前に2回参加してもらっています)として入った新人スタッフの感想で…

「いろいろな質問をされた。もっと勉強して教えてあげられるようになりたい。また逆に、乗り物のことは、私の知らないようなことを教えてくれて勉強になった。」と、日誌に書かれていました。

そして昨日、育成会の支援員さんがこんなことをおっしゃいました。

「いつもは『こうするんですよ。』と手本を見せる立場なんですが、かぎ針編みをする時は、利用者の方から教えてもらいます。その時の利用者さんの嬉しそうな顔を見ると、自分はずっとできないままでいいかなと思うんですよ。」と。

タイムケアは子どもたち対象の活動なので、ついつい「教える」という上から目線になりがちです。年上とか年下とか、障がいあるとかないとかに関係なく、人と人との関係は一方通行ではありませんよね。いろんなことを「教えたり、教えられたり」ができるといいなと思います。heartleftrightheart

では「あじさい祭り」「大村空港&野岳&シュシュ」「ボウリング」の様子をお知らせします。

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科学館と科学館

前にも書きましたが、育成会タイムケアの活動にとって、最大の敵は雨です。rain

育成会タイムケアは外に出かける活動がたくさんあります。外に出かけることの一番の意義は「体験」です。出かけるとなると、公共交通機関を使ったり、公共の場でいろんな人たちに出会ったりします。自分たちだけでいる時は、多少のわがままが通ったり、大目に見てもらったりすることもあるかもしれませんが、公共の場ではそういうわけにはいかず、”マナー”を意識しないわけにはいきません。また、集団で動く活動なので、人に合わせることも必要になってきます。

育成会のタイムケアでは、この「体験」をたくさんの子どもたちにしてもらいたいので、外に出ることが自然と多くなってきます。・・・ということで、雨は大敵なんです。

今回は雨のため、2日連続で予定を変更せざるをえなかった活動をご紹介します。期せずしてどちらも科学館(長崎と佐賀)に変更になりました。室内で、楽しいこといっぱいで、なおかつ減免していただけるので、とっても助かります。

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すき?きらい?

子どもに限らず、誰にでも好き嫌いはあるものですよね。(ちなみに私は納豆が苦手です…bearing )

お母さん方の中には、お子さんの偏食がひどくてお困りの方もいらっしゃるかもしれません。ご家庭では食べないものでも、学校では食べるという話もよく聞きます。ここはちょっとわがまま言えるところ、ここは頑張るところって、使い分けてるんですね。

また、一緒に調理したら食べれるようになったという話も聞きます。料理の材料やその過程を知ることで、その料理に関心が持てたり、料理を作り上げた達成感だったり、みんなといっしょだからだったり、理由は様々でしょうが、嫌いな食べ物が永久に嫌いなままというわけでもありませんよね。うちの子はお餅が食べられなかったのに、学校で餅つきをして以来、お餅大好きになりました。好きになるきっかけってちょっとしたことなんでしょう。

タイムケアの調理の活動でも、「うちの子はこれは食べないと思います。」と、お母さんから言われることがあります。ところが、意外に「食べました~」ということがあるんです。

食べ物以外でも、タイムケアの活動の中で、子どもたちの「嫌い」や「苦手」を「好き」や「得意」に変えられることができたらいいなと思います。

では今日は、「干拓の里」「なんでんかんでん春祭り」「カラオケ&外食」「元宮焼きそばパン&ホットドッグ作り」の様子を報告します。

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思い込み厳禁!

 Aさんは、スタッフの「やってみる?」とか「食べる?」などの誘いかけに答えたりすることはなく、マイペースなお子さんです。その代わり、自分の興味のあるものが目に入ると、スタッフの手をふりほどいて行ってしまい、そこから動かなくなることもあります。

ある日、調理の材料などを買いに行く時、「買い物に行きたい」か「残る」かを、みんなに尋ねたところ、Aさんは「行く?」「行かない?」の問いかけに、いつものように無言です。行けば、好きな物の場所から離れなくなる可能性はあります。事前にお母さんに確認したところでは、「どちらでも良いけれど、行くなら、その店にしか行かないことを伝えていただければ大丈夫だと思います。」とのことだったので、そうすることにしました。担当スタッフは若干不安そうでしたが、Aさんに行く場所と買うものを事前に伝え、お店でも、「あちら側には今日は行かないからね。」と何度も繰り返しました。Aさんの視線は…eye 案の定好きなものが置いてある方に釘付けでしたが、「今日は我慢ね。」の声掛けに、なんとかとどまってくれてたAさんでした。 最後にはやはりダッと駆け出しそうになりましたが、スタッフの俊敏な動きで、無事に買い物を済ませることが出来ました。がんばったねhappy01

調理活動でも、「切ってみる?」との声かけに、スーッと違う方に行ってしまうAさんでしたが、思い切って包丁を握らせてみたところ、抵抗するでもなく、すんなりと包丁を手にしてジャガイモにをあてるAさんに、スタッフが手を添えるとジャガイモを切ることが出来ましたsign03 やった~up

きっと、Aさんの中では「やりたいよ~。」「やるよ。」と言っていたのかもしれません。分かってあげられなくてごめんねbearing

「興味がないのかな。」「嫌いなのかな。」と、こちらの思い込みが、Aさんの体験する機会を奪ってたんですね。

反省から始まりましたが、「母の日」「好きなこと」「カレー作り」の様子をお知らせします。

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新米スタッフの苦悩

 このところ、新人のタイムケアスタッフのデビュー(?)が続いています。初めて合う子ども達に、新人スタッフはドッキドキheart02  早く仲良くなりたいと意欲満々です。「おはようございます。お姉さんは誰?」「名前はなんて言うの?」な~んていう会話からスタートするかと思いつつやって来た(かどうかは分かりませんが…coldsweats01 )スタッフの予想とは裏腹に、「今日はよろしくね。」と笑顔で話しかけるスタッフに、中には無反応な子どもも…shock  「お兄さんの名前はなんですか?」と聞いてくれる子もいますが、お互い意識しつつも挨拶程度で会話が終わってしまうこともあります。

 しかし、反応が薄いからと言って、子どもたちが何も感じていないわけではありません。逆に言葉でいろいろ言わない子の方が、新人スタッフの様子を見ていることが多いのです。わざと注意されるようなことをして、相手の出方を窺います。まるで、自分とスタッフとの力関係を測ろうとしているかのようです。

 楽しく触れ合って心通わせることを想像していた新人スタッフは、「注意しても聞いてくれないbearing」とか「自分より他のスタッフの所に行ってしまうwobbly」など、なかなか思うようにいかないことに徐々に自信がなくなってしまい、その結果、子ども達の行動に振り回されてしまいます。ここで逃げ腰になると、良い関係は築けません。いいときはいっぱい褒めて、いけないことは「いけない。」と伝えなければなりません。しかし、伝え方はその子によって変わります。新米スタッフは回を重ねる毎に、この伝え方のコツをつかむようです。このようなスタッフの対応によって、子ども達は「この人は本気で自分に向き合ってくれる人!?」を感じるようです。

思い返せば、今頼りにしているスタッフも、始めのうちはああだったなあ~と、新米スタッフの苦悩と奮闘を見つつ、過去に思いを馳せる私なのでした~。confident

またまた、前置きが長くなってしまいました。では、GWの様子をお知らせしま~す。note

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帆船とハンバーガー

障がいのある子ども達の中には、ひとつのことに取り組むのが苦手だったり、1ヶ所にいるのが苦手な子がいます。Aさんもそういうお子さんでした。110423_1321171.jpgじっとしていられず絶えずウロウロ。部屋から飛び出していったり、みんなといっしょに行動しようとすると、「行かない!」とか「しない!」という返事が返ってきます。思うようにいかないと自傷行為や他傷もありました。

スタッフがどういう対応をしたらよいのかと迷う場合は、状況や、様子をよく観察することから始めます。Aさんは集団行動の経験が少なかったこともあるでしょうが、追ってくるスタッフの動きをチラチラ見ながら逃げる様子から、かまってほしいのだと感じました。

「叩いたらダメよ。」「うろうろしたらダメよ。」という声掛けを、「どうして叩いたの?」「どうしてあっちに行きたいの?」と、気持ちを聞くようにして、本人の思いに目を向けるようになると、徐々に自分の気持ちを話してくれたり、「ごめんなさい。」が素直に言えたりと、変化がみられるようになりました。

今でも「いや!」という言葉は出ます。じっとしていられない時もありますが、タイムケアに来始めた頃からすると、他の子を思いやったり、スタッフへの気遣いを見せてくれたりと、成長を感じさせてくれます。

子ども達が見せてくれる、成長が私たちスタッフの何よりの喜びです。うまくいかなくて凹む事もありますが、子ども達とのちょっとしたやり取りや笑顔に日々励まされてますsign03

今日は「帆船祭り」yachtと「ハンバーガー作り」deliciousの報告です happy01

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楽しかった~(*^_^*)

タイムケアの活動が予定されている日の数日前から、事務局としてはお天気がとっても気になります。外での活動の時は特に天気予報 sun cloud rain をこまめにチェックし、 雨だったら内容を変更して、あ~して、こ~してと…。結果、晴れれば「私たちの日頃の行いがいいからよね~。」と言い、雨が降ったら「誰か行いの悪い人がいるのねannoy」と、人のせい smile

せっかく立てた計画です。楽しみにしてくれている子ども達をがっかりさせたくありません。それに、計画の変更が苦手な子ども達もいます。思うようにいかないことを経験するのも必要ではありますが、やっぱり「楽しかった~happy01」と言ってほしいです。

さて、その「楽しかった~」という先週の活動をご紹介しま~す。

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スタッフ~ゥ

●タイムケアのスタッフ~

タイムケアスタッフの登録者は、現在40名ほどいます。どういう人たちがスタッフをしているかというのは、最初にもお話ししましたが、障がいのある子の保護者・きょうだい、特別支援教育や福祉を学ぶ人、教師や医療関係の仕事を目指す人、また、障がいのある子ども達と触れ合いたいという人など、様々な人たちがスタッフとして、育成会のタイムケアを支えてくれています。confident

その中でも、若い学生スタッフは、子ども達に人気があり、(お父さん、お母さんにもsign02 )wink また、自分たちが実習や就活などで忙しくなると、後輩の学生さんを紹介してくださるので、大変助かっています。

先月より、新しいスタッフ希望の方達が、研修に来始めていて、子ども達は興味津々といったところです。eye 中には、新顔のスタッフには目もくれない子もいますが、それでも徐々に顔と名前を認識してくれます。

始めは、どぎまぎしている新米スタッフも、子ども達の笑顔や言葉に励まされ、自信をつけていくみたいです。子ども達は、タイムケアの活動を通していろんな人と接することで、人とのつきあい方を学びます。一方、スタッフもタイムケアの活動を通して、障がいのある人たちへの理解を深めてもらい、それぞれの地域でも良き支援者になっていただけたらなぁと願っています。

障がいのある子ども達の余暇活動支援だけではない、この+αこそが育成会スタイルsign03