先日、ハートセンターの20周年記念式典で掛屋剛志さんのミニコンサートがありました。
全国ネットのTVにも出演されるほどの有名人ですが、なぜだかこれまで縁がなく、今回初めてピアノと歌を聴かせていただきました。視力障害と知的障害など重複した障がいがある掛屋さんですが、そんなことはみじんも感じさせない歌と演奏で、聴いている私たちに感動を与えてくれました。聴きながら、ハンカチで目頭を押さえる人もいて(私もその一人)、ほんとうに素晴らしかったです。「心の琴線に触れる」という言葉がありますが、まさにそんな感覚でした。
小さい頃から床や段ボールなど指で叩いて音を出すのが大好きだったそうで、指にはたこができ、それがつぶれて出血することもあったそうです。ともすれば、「うるさいから止めなさい。」とか「痛いから止めなさい。」とか、制限してしまいそうですが、本人が好きなことだから…と、見守って、才能が開花するのをサポートされたご両親も素晴らしいですね。
「障がいがあるのに、あんなにできるとか、頑張っている。」というものではなく、「障がいがあるがゆえに輝いている。」という印象でした。障がいがあっても誰かを喜ばせたり、感動させたりできるはずですよね。自分の好きな事で、自分自身とその周りの人たちを幸せに出来るってステキなことだと思いました。
タイムケアを利用してくれている子どもたちも、活動を通して得意なことや好きなことを増やしてくれることを願っています。
さて、今日は10月~11月の活動(ちょっと古いですね )からピックアップしてご報告します。