「親として知っておいてもらいたいこと」

9月に入っても残暑が厳しい日々ですが、皆さん元気にお過ごしでしょうか?夏の疲れが出やすいこの時期、水分補給を怠らないように心がけ、元気に残暑を乗り切りましょう!

今回の定例会は「親として知っておいてもらいたいこと」というテーマで話し合いました。学校の先生や事業所の職員さん、ご近所の方に知ってほしいこと、理解してほしいことを中心に話しを進めていきました。過去に経験した障害の特性についての無理解から来る差別的な言葉、行動、視線についても話が広がり、参加者の皆さんが同じような経験をお持ちのようで大きくうなずいて共感されていらっしゃいました。障害者差別解消法が施行されているとはいえ、積極的かつ自発的に障害について知ろうとする人は現実的には少ないように思いますし、人それぞれの価値観が違うように一方的に障害理解を押し付けることは無理だと思います。

中には、子どもの小学校時代に積極的に学校の役員をしたり、子どもの誕生会にクラスのみんなを招待し、身近な人たちへ理解を深めてもらおうと努力された方もおられました。小さい頃は子どもの行動に対し近所の人に厳しいことを言われ落ち込んだという方も、いつの間にか自然と地域の人たちがわが子のことを理解してくれ、助けてもらったり声をかけてもらったりするようになったというお話もありました。身近に理解者が増えることは、子どもが地域で暮らしていくときに多くの目で見守ってもらえることにつながっていくのではないでしょうか。

知らないからどのように接していいのかわからないのは当然です。私たちも障害のある子どもの親になったことで、初めて障害について理解できた事も多いのでまずは身近な人一人一人に障害というより、わが子について知ってもらうことが大切だと感じました。

全国的にも数年前から、知的障害への啓発運動に取り組まれている団体があります。そこで、11月23日(祝・木)13::00~アリーナかぶとがに大研修室において、広島県で地域の学校や幼稚園、自治体をキャラバン隊で回り、知的障害についての理解を深めてもらうために「知的障害の疑似体験」という活動を展開されているアビ隊の方に来崎いただき、実際の活動を見せていただくことになりました。是非この機会に皆さんも参加されてみませんか?新しい発見があるかもしれません。

次回の定例会は9月12日(火)13:00~ フレンズ事務局 茂里町ローソン2階