「障害のある人の余暇活動の充実について」

障害のある人の余暇活動の一つとしてヘルパーさんとの外出がありますが、ご家族とあるいはお一人での外出を好まれる方は今まで移動支援はあまり必要性を感じられなかったかもしれません。しかし、長時間のマンツーマンでの支援は必要ないけど、ピンポイントでちょっとした支援をしてくれる人が同行してくれたらもっと余暇活動が充実するのに、、、と考えられる方は少なくないのではないでしょうか。例えば、映画館などの施設や乗り物のチケット購入時、外食時の注文の際、また電車やバスの乗り換えなど支援してもらえるともっと活動の幅が広がるかもしれません。加えて友達と一緒にお出かけした時に困ったときだけ支援してくれるヘルパーがいたらいいのにと思われてる方もいらっしゃるかもしれません。そこで長崎市の日中一時支援事業である移動支援のグループ型支援について育成会ヘルパーステーションの蛭子課長に説明いただきました。友達同士やグループホームの入居者同士でのお出かけに活用できそうなサービスに、参加者の皆さんも興味津々のようで、使い方についていろんな質問があがっていました。その後は移動支援について課長と意見交換の時間となり、日頃皆さんが感じていることや要望などにお答えいただきました。また遠くは熊本へ移動支援を利用してヘルパーさんと行かれた話などいくつかの活動内容を具体的に教えていただき、「楽しそうな活動!」とか「そんな利用ならうちの子も楽しめそう!」など様々な声が上がりました。いずれにせよそれぞれ自分に合った支援をしてもらうことで余暇活動の幅が広がり、余暇の充実が図れれるようになるといいですね。

次回の定例会は1月19日(火)10:00~12:00 育成会大橋事務所会議室で「親心の記録」を皆さんで記入してみましょう。一昨年5回シリーズで取り上げたテーマですが、歳を重ねたことで変化した状況もあるかもしれません。何かあった時に困らないためにも、最新の情報を記入し常々アップデートしていきましょう。

 

 

 

「障害のある人の感覚過敏と低反応」

長崎市手をつなぐ育成会では全国知的障害児者生活サポート協会の後援を受け、研修会を企画し、11月に実施を予定していました。しかしコロナ禍の現在、一堂に会する研修会ではなくDVDで講演を視聴する研修会の形態に形を変えて行いました。今回は「障害のある人の感覚過敏と低反応」というテーマで長崎大学生命医科学域子どもの心の医療・教育センター教授の岩永竜一郎先生に講演いただきました。岩永先生は発達障害のある人の感覚分野の権威で、まだ発達障害のある人の感覚の問題が注目される前から研究されています。私たちは知的・発達障害のある人の不適切行動に目を向けてしまいがちですが、実は感覚の問題でそういった行動に至っているケースもあるようです。感覚の違いを理解した上での関わり方で改善するケースもあるとのお話に、「もっと早くにこの話を聞きたかった」という声や「事業所の職員や学校の先生に同じような研修を受けてもらいたい」という参加者の方もいらっしゃいました。

後半は長崎よかよか隊が感覚過敏の疑似体験を行いました。聴覚過敏や視覚過敏の疑似体験は初めて体験される方も多く、実際体験することで改めて知的・発達障害のある人の感覚の問題からくる生きづらさに気づかれたようでした。今後も育成会事業所に従事されている職員さんや育成会会員さん向けに研修会を開催したいと思います。