コロナ禍でのグループホーム支援とは?

新型コロナウイルスの感染が確認されてから約一年が経過しました。長崎でも当初こそ感染者が少ない状況でしたが、現在第3波と呼ばれる感染者数の増加が見られ1月16日から緊急事態宣言が発令され、感染の恐怖に怯える日々が続いています。各育成会事業所でも感染予防のため、施設内の消毒や換気の徹底、作業や昼食などの活動時の三密回避、健康観察など色々と感染対策を講じながら事業を続けています。では生活の場であるグループホームでの支援はどのように行われているのでしょう?

1月後半のとある日、グループホーム十人町の日中支援を体験してきました。日中支援とは午前9時から午後4時までグループホームでの食事の提供、生活支援、健康観察等を行うことです。コロナ感染が報じられた当初から感染予防に努めて支援を続けられているようですが、入居者の周辺に濃厚接触者(PCR検査は陰性)がおられると分かり、さらに徹底した感染予防を講じたうえで生活支援をされていました。入居者のみなさんには基本各自の部屋で過ごしてもらい、食事は各お部屋に配食、トイレなどに部屋から出て来られたら動線を消毒、共有スペースは常時窓は開けたまま、時間を決めての検温も徹底されていました。利用者の皆さんはジグソーパズルをしたり、音楽を聴いたり、楽器を弾いたりしながら各お部屋で思い思いに過ごされていました。『新しい生活様式』を呼びかけられて各自対応していても、第3波の到来以降、今や誰が感染してもおかしくない状況です。”グループホームでの生活を支援する”ことは利用者の方の命を守るという大変責任が重い業務だと思いますが、世話人さんは日々神経をとがらせながらもきめ細やかに支援されていると実感しました。

育成会には現在12か所のグループホーム、ケアホームがあり、スタッフとして一緒に働いてくださる方を募集しております。毎日でなくてもご自分の都合がいい時間にお仕事してみませんか?詳細は長崎市手をつなぐ育成会のHPをご覧いただき、育成会グループホーム支援センターにご一報ください。