可能性をみつけるために

毎日暑さが厳しく、外へ出るのが億劫になってしまいます。皆さんも、熱中症には十分気を付けてこの夏を乗り切ってくださいね。

7月は、学齢期の保護者向けに「どうなる?卒業後の進路」というテーマで定例会を開催しました。

自閉症のわが子とともに、卒業後の進路決定に向けて悩み考える父親と子どものドキュメンタリー映像を観ていただき、進路の選択や決定について皆さんと意見交換をしました。

DVDを観た感想として、実際に職場や事業所での実習を重ねることで、作業の内容や環境をはじめ多くのことに気づくことができるため、やりたい仕事や場所を選ぶために実習をすることはとても必要なことだと思いました。経験がなければ働くイメージがつきにくく、自分で決めることはとても難しいことなのではないでしょうか。また、親ができないとあきらめたり、子どもに合う仕事、合わない仕事だと決めつけてはいけないとも感じました。

参加者の中には、子どもさんが卒業間近な親御さんもおられ、学校での実習を通して「この仕事がやりたい。ここに行きたい。」という場所に出会えた方や、どんな仕事をやりたいのかわからずに悩んでいる方もおられました。また、卒業後進路についてはずいぶん先のことなので実感がなく、事業所やサービスの内容もよくわからないという方もおられましたが、進学や進級に合わせて、少しずつ先の見通しが立てられるといいのではないでしょうか。

すでに、社会人となっている方の親御さんからは、進路を決めたらずっと同じところで過ごすことも大事だけれど、本人の状態に合わせて事業所や環境を変えてみることも必要なことだとアドバイスがありました。親として子どもの進路を考え思い悩む気持ちは誰にでも同じようにあるものです。不安な気持ちを理解し共感してもらえる仲間や環境があると心強くなりそうですね。今回は、会員外からも参加していただき、卒業後の進路についての関心の高さがうかがえた定例会でした。

 

<今後の定例会>

8月18日(木)10:00~12:00 「お困りごと相談」  

  場所:タイムケア事務局(茂里町電停前ローソン2F)

9月20日(火)10:00~12:00 「フラワーアレンジメント教室」 

  場所:ハートセンター5F会議室

    *材料代1,500円程度 9/15(木)までにお申込みください。

     ℡ 095-847-1290 (センター事務局)