安心へのお手伝い

10月に入り、少しずつ秋の気配が感じられるようになり、あちらこちらでおくんちの賑わいも始まりましたね。

9月15日(火)の定例会は、長崎県社会福祉協議会地域福祉部長の杉町氏をお招きして、長崎県福祉あんしんサポートセンターがおこなっている「日常生活自立支援事業」のサービス内容としくみについて説明していただきました。「日常生活自立支援事業」とは、福祉サービスの利用や日常的な金銭管理等に不安がある方々が地域の中で安心して暮らせるようにお手伝いするものです。

この事業を利用する時には、本人や家族、身近な方を通して各地域の社会福祉協議会または福祉あんしんセンターへ連絡し手続きが始まります。専門員が相談を受けて、利用する人と一緒に支援計画を作り契約となります。その後、地域の生活支援員が計画にそって訪問しながら、その人にとって最善となるように支援がおこなわれます。これまで金銭管理をきょうだい、親せき、または第三者などへお願いする方法として、成年後見制度の利用を考えてきましたが「日常生活自立支援事業」もサービスの一つとして考えると選択肢が広がり、いざという時の安心へとつながっていくのではないでしょうか。現在は、利用者も増加し生活支援員が不足している状況ではありますが、あんしんセンターの専門員と協力しながら支援をおこなっておられるとのことです。

また、社会福祉協議会は福祉サービスについて困りごとの相談や苦情解決に向けてのお手伝いや、生活福祉資金貸付制度により低所得・障害者・高齢者世帯が安定した生活を目指すことを目的として資金の貸付けと相談・支援をおこなっています。今回、社会福祉協議会の仕事やサービス内容について知ることで、毎日の暮らしの中での不安や疑問、困ったことの相談にもその人の立場に立って考えられていることがわかり、生活に密着した大事な支援として必要性を感じた定例会でした。

 

*「日常生活自立支援事業」についてのご相談・問い合わせ先 

     長崎県福祉あんしんサポートセンター (茂里町:長崎県総合福祉センター内)

     ℡ 095-846-8807 (月曜日~金曜日 9:00~17:00)

           

 

<10月、11月の定例会>

10月14日(水)10:00~12:00 (NHK長崎放送局前 9:50集合)

         「学問の秋!さるくコースで長崎を知ろう!」

11月12日(木)10:00~13:30 (茂里町ハートセンター 5F調理室)

         「食欲の秋!作って食べよう!!」 プロの料理人の方に、ご指導いただきます。