「親亡きあと」・・・どうしますか?

梅雨の時期、晴れの日が待ち遠しいですね。

6月26日(火)10時より「親亡きあと」をテーマに、月いち定例会をおこないました。

今回のテーマは、皆さんにとってとても関心が高いものだと思います。参加された方々も、実際に「親がいなくなったらと考えてはいるが、どうしたらいいのか。どこから手を付けていいのかわからない。」というのが共通の思いであり、特に、住む場所やお金の管理については不安を持っていらっしゃいました。

住まいに関しては、緊急時の受け入れについて、部屋の空き状況によっては必要な時に利用ができないのではないかといった心配をされています。また、利用するときの本人や親の不安が少しでも軽くなるように、事前に体験をすることも必要ではないかと感じました。現在、育成会の事業所で、グループホーム利用を希望者に体験してもらっているところがあります。いざという時、本人や親が困らないためにも、利用の体験ができるような取り組みを他の事業所でも実施していただくと助かります。

また、現在のグループホーム・ケアホームに限らず、自立訓練棟などがあればもっと多くの方が体験でき、将来の備えにもつながると感じました。今後は、一人暮らしを希望する方のためにアパートタイプの住まいや、シェアハウスで仲間との生活が実現できるといいですね。

財産管理については、きょうだいや第三者に頼みたいと思っても、成年後見制度は不自由で使いづらいというイメージがあるようで、皆さんからは、育成会にお金の管理をお願いしたいとの希望が多くあがり、育成会独自の取り組みに期待が寄せられています。

将来、経済的にも子どもが自立出来るようなシステムが整えられることも理想ですが、親として子どもを誰かに引き継ぐとき、生活の情報などを記録しておくことも必要ではないかと思います。

抱え込んでいる不安な気持ちを言葉にしたことで、前向きに少しずつ準備をしていこうという思いになった定例会でした。

                                                                                                                          (センター事務局  森田)

 

 

<7月の定例会>

7月23日(月)13:00~    

グループホーム十人町の見学会です。 定員を20名程度とさせていただきます。 

集合場所 : 湊公園(長崎市新地町) 

 公共交通機関利用の場合・・・(電車)築町電停または市民病院前電停下車、徒歩5分 

                         (バス)新地バスターミナル下車、徒歩1分                                                          

参加ご希望のかたは、ハートセンター事務局へご連絡ください。    連絡先 095-847-1290(森田)