長崎市手をつなぐ育成会では知的障害や発達障害のある人の生きづらさや困り感、障害特性などを知ってもらうためにキャラバン隊「長崎よかよか隊」を組織し平成30年の夏から活動しています。
1月末には長崎県警察学校に出動してきました。ご連絡いただいた県警の方も実際知的障害のある方と接することもあり、これから各地に配属される生徒さんたちにも基礎知識として知っておいてほしいとの思いから依頼されたそうです。わが子もこれまで何回か警察の方に探していただいたり、不審者と間違われ通報されたりしたこともあり、何かとお世話になりました。しかし障害特性について正しく理解できていないことでトラブルになる事例も聞きますので、これはしっかりお伝えしなければと力が入りました。
私たちが入室するときは全員起立でお出迎え、出るときも全員起立で拍手で送っていただき、恐縮至極でした。また、疑似体験では会場からお手伝いをいただく場面がいくつかあるのですが、「どなたかやってみたい方?」と聞くと、なんと全員が手を上げる(それもまっすぐ手が伸びて美しい!)という、これまでにない展開に目を見張りました。当日は分かりたいのに分からない、伝えたいのに伝わらない体験「ゲナ帝国」や抽象的な言葉が伝わりにくい体験「絵に描いてみよう」、「感覚過敏と低反応」シングルフォーカスの体験、そして隊員が警察の方に知っておいてほしいことをわが子のエピソードを交えて話をしました。みなさんの真剣な眼差し、きびきびした所作、はきはきとした気持ちの良い返事、初めての警察学校に隊員一同感動しました。
2月2日(金)が卒業式とのことでしたが、県内各地でのご活躍を期待してます!





障害のある子どもを持つ親にとって、親なき後わが子が”いつ””どこで””誰と””どのように”暮らすのかは大きな問題です。また、暮らし方と共に障害のある人の親なき後を考えるときキーポイントとなる成年後見制度も親にとって避けては通れない課題です。知的障害のある人にとって利用しにくいといわれている成年後見制度ですが、全国手をつなぐ育成会連合会などの働きかけで今後、少しずつ利用しやすくなりそうだとの解説にわずかな希望を感じました。また全国的に障害のある人の高齢化問題が話題に上がりますが、入所施設においても障害のある高齢の利用者と、若い元気な障害のある利用者が同じ施設で生活する”8020”問題があり、事実利用者同士がぶつかり合ってけがをするという事例もあるそうです。ある県の障害者入所施設では新たに高齢者用の施設(別館)を建設したという報告もありました。いずれにせよ関係者だけではなく広く国民的な議論を展開していくべきことではないかとの説明に、将来的にいい方向性が見いだせればと思いました。






