「わが子のプライバシーについて」考えてみよう

寒い日が続いていますが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか?巷ではインフルエンザが流行しているようです。体調に留意して元気にこの冬を乗り切りましょう!

1月の定例会は「わが子のプライバシー」というテーマで話し合ってみました。日頃よく耳にする”プライバシー”という言葉ですが、本来の意味は「ひとりでいさせてもらう権利」だそうです。私たちはひとりの時間にほっとしたり、好きなことに熱中したりしてリフレッシュすることができます。では障害のある人はどうでしょう?改めて思い返すと、わが子のプライバシーについて今まで深く考えたこともなかった事に気づきました。

「障害のあるお子さんが一人になる時間や空間はありますか?」という問いには「小さいころから多動傾向で目が離せなかったので、成長した現在でもついつい過剰に干渉してしまう。」とか、「一人部屋を持ってないので常に家族の目があるところで生活している。」「食事が終わると自分の部屋へ行きDVDを観たり、ゲームをしたりして自分の好きな活動をしているようだ。」など様々なお話が出ました。意識的に本人をほっておく時間をつくったり、本人にプライバシーがあることをしっかり認識して接する事が大切など、とてもたくさんの学びがありました。

このテーマは新宿区手をつなぐ親の会が発行した「知的障害児・者の自己決定支援ハンドブック」人生の主人公として生きるための~26の権利~から選択しました。この冊子を読むと、日頃親としてわが子の「権利」についてあまり深く考えずに接していたことに改めて気が付きました。本人の「権利」を具体的に考えるツールとして今後も26の権利の中から一つ一つ掘り下げて話し合ってみたいと思います。

次回の定例会は2月19日(月)10:00~12:00 『ほめてますか?わが子のこと』というテーマで行います。自己肯定感を高めるには自分が認められることが大切です。「ほめる」ということについておしゃべりしましょう。場所はタイムケア事務局「フレンズ」(茂里町電停前ローソン2F)です。