長崎市手をつなぐ育成会の知的障害理解啓発キャラバン隊「長崎よかよか隊」が2月17日(水)に松浦市福島町にある市立福島養源小学校に出動しました。これは昨年12月に松浦市で開催された県育成会主催の研修会が縁で、その時参加されていた同校の教頭先生に、「特別支援教育研修会」へお招きいただいたものです。
県内とは言え、車で行くには長崎県と直通の交通手段はなく、佐賀県伊万里市と島を結ぶ橋を通って行くようになっています。当日は雪がちらつくあいにくの天気で、帰りは田畑や山は白く覆われているところもありましたが、幸いトラブルもなく往復できました。翌日は朝から積もってバイパスも通行止めになったので、もし1日違っていればアウトでした。
研修会には小中学校の先生や特別支援学級の保護者さん、近隣の保育士さんや町の民生委員さんたちにご参加いただき、校長先生も一番前の席に陣取ってお付き合いくださいました。
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みなさん私たちの話を最後まで熱心に聞いていただき、感激しながら帰途に就きました。滞在時間2時間半の出動でしたが、あとで福島町は美しい棚田や群生する椿、活きクルマエビがおいしいところだと知りました…。残念!








そこで長崎市の日中一時支援事業である移動支援のグループ型支援について育成会ヘルパーステーションの蛭子課長に説明いただきました。友達同士やグループホームの入居者同士でのお出かけに活用できそうなサービスに、参加者の皆さんも興味津々のようで、使い方についていろんな質問があがっていました。その後は移動支援について課長と意見交換の時間となり、日頃皆さんが感じていることや要望などにお答えいただきました。また遠くは熊本へ移動支援を利用してヘルパーさんと行かれた話などいくつかの活動内容を具体的に教えていただき、「楽しそうな活動!」とか「そんな利用ならうちの子も楽しめそう!」など様々な声が上がりました。いずれにせよそれぞれ自分に合った支援をしてもらうことで余暇活動の幅が広がり、余暇の充実が図れれるようになるといいですね。
 
淡々と日常を過ごしていても誰もが大なり小なり感染のリスクや終わりの見えない不安からくるストレスを感じていると思います。お話の中で具体的なストレス対処法として紹介されたのが、コーピングリストです。コーピングリストとはリラックスする方法をリストアップしたもので、その方法をたくさん持っているほどいいそうです。参加者の皆さんには時間の都合で10個だけ列挙していただきました。読書、音楽鑑賞、SNS投稿、食べ歩きなど好きなこと、したいことを挙げるだけで皆さん笑顔になり、楽しそうな表情で和やかな雰囲気になりました。また、リラクゼーションの技法として、10秒呼吸法、漸近的筋弛緩法など具体的なストレス対処法や自分の心を追い込まない方法など多くの発見がありました。最後は「心のエネルギーを補充するには安心感、楽しい体験、認められる体験が大切です。」とお話を締めくくられました。







