「イヤ」って言ってみる?!

  先日、障がいのある人を対象とした「知る見るプログラム(ファシリテーター養成講座)」の研修に山口県まで行かせていただく機会がありました。長崎市育成会より4名の本人さんが参加され、他県の本人さんたちと交流しながら、様々なワークショップを楽しんで体験されていました。 雄弁に語る人、ちょっと恥ずかしそうな人、考えながら話す人、様々でしたが、みなさん自分のスタイルで発言され、感心しました。

 障がいのある人に対し「行く?行かない?」とか「どれにする?」ということは聞いても、「あなたはどう思う?」とか、「なぜそう思うの?」など、本人の想いや考えを問うことは意外と少ないかもしれません。想いを語るという体験が大切だなと思いました。

 強く印象に残ったのは、「子供の頃は食べるものや着るものを親に決められていて、それは仕方ないと思っていた。でも、大人になったので、今は自分で決められるし、イヤだと言えます!」という本人さんの発言でした。親や支援者は、本人が嫌だと言わないのをいいことに、安全や安心のために良かれと思って、手出しや口出しをしてしまいます。しかし、それは障がいのある人たちの望むことでしょうか?「嫌だと言わない」のではなく「嫌だと言えない」だけなのかもしれません。

 タイムケアでも人との関わり方の中で、明らかに嫌がっている場面であってもそれを口に出せない子がいます。「イヤ」って言っていいんだよと伝えても、なかなか難しいようです。ワークの中には「イヤって言ってみよう」というプログラムも用意されています。つい、こうするんだよと口だけで伝えようとしてしまいがちですが、実際に場面を想定してワークショップをしたりロールプレイングをすることで、発信力を磨くという方法もあるんだと、ほんとうに勉強になりました。今後、支援にも活かしていきたいと思います!

●元宮ハイキング

  これまで何度も行った元宮ですが、上にある公園に行くことはあっても周辺を散策5111.jpgするのは初めてでした。

 

5112.jpgバス道路と川をはさんで走るサイクリングロード2時間かけてのんびりと散策しました。川と山に囲まれた道で、雨上がり後だったので、とても涼しかったです。

途中、川の鯉に食パンをやっていた人からパンを分けていただき、思いがけず餌やり体験ができました。畑の農作物当てをしたり、たんぽぽの綿毛を吹いたりと、自然を満喫し、あっという間の2時間でした。

●映画

5131.jpg5132.jpg名探偵コナンをココウォークの映画館に観に行きました。テレビでお馴染みの映画だったので、みんな集中して楽しんで観ていました。

ラッキーなことに、コナンの映画の半券を持っていくと、観覧車が無料になるという情報をゲットし、マクドナルドでランチをとった後は、観覧車に乗りに行きました。みんなとってもいい笑顔でした。

●なんでんかんでん春祭り

5251.jpg長崎大学工学部の斜面研究会が毎年水辺の森で開催されている「なんでんかんでん春祭り」に行ってきました。

 

5252.jpg幼稚園の子どもたちの踊りや、太鼓の演奏、ママさんブラスバンド、車椅子ダンスと続き、参加者全員集中して観ていました。

早めにランチの場所に移動しようと考えていたのですが、あまりにもみんなが集中していたので、声をかけることがためらわれ、結局午前の部ラストまで参加しました。 最後のダンスはみんなノリノリで楽しんでました。

●ドレミコーラス

6152.jpg6155.jpg長崎大学附属特別支援学校の先生方主催の「ドレミコーラス」の練習に行ってきました。歌を歌ったり、リズムに合わせて体を動かしたりして、音楽と触れ合ってきました。

最初は小さな声で歌っていた子も、徐々に声が出るようになったり、緊張の表情が和らいだりと、それぞれのペースで音楽を楽しんでいました。

 

最近、リフォームされ新しくなった校舎での練習でしたが、リニューアルされた音楽室は、音響も良くなり、いつも以上にいい声が響き渡りました。