見直すチャンス

6月になって梅雨入りし、地域によっては豪雨となっている所もあるようですね。また、この時期は少し肌寒く感じてしまう時もあります。皆さま、体調を崩さないように気を付けてお過ごしください。

5月16日(金)13時より、長崎市障害者相談支援事業「いんくる」の神林主任をお迎えして、サービス等利用計画についての説明や実際に相談を受けるなかで感じていらっしゃることなどを話していただきました。

平成24年4月より障害者自立支援法の改定により、現在福祉サービスを受けている方は平成27年3月までにサービス等利用計画(*下記参照)を作成することになっています。これは、サービス利用者へ必要なサービスとサービス量がいきわたるように、提出された計画書案をもとに市町村が支給量を決定し受給者証を発行するように国の仕組みが変わったためです。

今回参加された方の中にも、すでにセルフプランで計画を出された方がおられました。これから毎年、計画の更新をされるときにサービスを見直しながら計画を立てられるようになるといいですね。しかし、計画書を作成することにばかりに目が向けられて、本当に困っていることに気づきにくいこともあるようです。本人又は家族が困っていることや、今何が必要なのかを確認しながら、それにあうサービスを考えたり、本人を交えて人生のプランを話し合ってみることも大切ではないでしょうか。

相談支援事業所で受けられている相談の中には、現在の制度だけでは十分に対応できないようなことも多くあるようですが、各方面の関係機関とも連携を取りながらよりよい支援が受けられるようにと取り組まれていました。悩みや困りごとなど、まずは「声をあげる」ことが一番大事だという言葉が印象的で、その声をあげることから次につながっていくのだと感じた定例会でした。

 

  *サービス等利用計画について(計画には2種類ある)

   1.相談支援専門員が作成する。福祉サービスの1つであり①契約書類②担当者会議の開催③定期的なモニタリング など

   2.本人又は家族が作成するセルフプラン。1.の①②③はない。作成補助者の協力を受けて記入できる。作成補助者の制限はない(家族、支援者、ボランティア 可)   

      <セルフプラン作成の対象者>セルフプランを希望、サービス量が市の標準支給以内、生活が安定しているかた

      長崎市育成会では、セルフプラン作成支援として、各事業所の支援員が協力できる体制を整えました。

 

  <6月以降の定例会>

   6月19日(木) 10:30~  ケアホーム見学会

                        場所:ケアホーム三京(三京町)

                        *参加申込み・お問い合わせは、センター事務局(095-847-1290)まで。

   7月23日(水) 13:00~15:00

                        場所:タイムケア事務局(茂里町電停前ローソン2F)にて