先日、ハートセンターの20周年記念式典で掛屋剛志さんのミニコンサートがありました。
全国ネットのTVにも出演されるほどの有名人ですが、なぜだかこれまで縁がなく、今回初めてピアノと歌を聴かせていただきました。視力障害と知的障害など重複した障がいがある掛屋さんですが、そんなことはみじんも感じさせない歌と演奏で、聴いている私たちに感動を与えてくれました。聴きながら、ハンカチで目頭を押さえる人もいて(私もその一人)、ほんとうに素晴らしかったです。「心の琴線に触れる」という言葉がありますが、まさにそんな感覚でした。
小さい頃から床や段ボールなど指で叩いて音を出すのが大好きだったそうで、指にはたこができ、それがつぶれて出血することもあったそうです。ともすれば、「うるさいから止めなさい。」とか「痛いから止めなさい。」とか、制限してしまいそうですが、本人が好きなことだから…と、見守って、才能が開花するのをサポートされたご両親も素晴らしいですね。
「障がいがあるのに、あんなにできるとか、頑張っている。」というものではなく、「障がいがあるがゆえに輝いている。」という印象でした。障がいがあっても誰かを喜ばせたり、感動させたりできるはずですよね。自分の好きな事で、自分自身とその周りの人たちを幸せに出来るってステキなことだと思いました。
タイムケアを利用してくれている子どもたちも、活動を通して得意なことや好きなことを増やしてくれることを願っています。
さて、今日は10月~11月の活動(ちょっと古いですね )からピックアップしてご報告します。
●いもほり
毎年、畑の持ち主の方が、掘りやすいようにお世話をしてくださいます。今年は土が硬くて、手で掘るのは難しかったようです。
それぞれに収穫した芋を持って記念撮影をしました。
お昼はお弁当を近くの公園に持って行って食べました。お天気もよく、最高の芋掘り日よりでした。
●ラブフェス
水辺の森公園で行われたKTNとFM長崎主催のイベント「ラブフェス」に行ってきました。
みんなが大好きな着ぐるみや屋台もいっぱい。なかでも、楽しんだのは、「お台場合衆国」!テレビの人気番組を体験出来るとあって、タイムケアの参加者も挑戦しました。
写真は「ペケ×ポン」という番組の罰ゲームししおどし。みんな座ったものの、いつ落ちてくるかわからないししおどしに、おっかなびっくりでした。
他にも同番組の罰ゲームのセットのターンテーブルでぐるぐる回ったり、笑っていいとものセットなど、遊ぶものがいっぱいでした。
●科学の祭典
長崎市科学館で開催された「科学の祭典」に行ってきました。
たくさんの実験や体験のブースが用意され、みんなもいろんな実験に挑戦しました。
「ペンギンに触ってみよう」のコーナーでは、ためらいがちにタッチ。ペンギン水族館以外で、ペンギンに会えるとは…!
「振動や音をみてみよう」のコーナーでは、水を入れたグラスで音を出す実験がおこなわれていました。「テレビで見た事ある!」と、早速挑戦しましたが、うまくできたかな?
ほかにも「電気を作ってみよう」「ピタゴラスイッチ」「砂糖を探検」など、いろんな不思議を体験しました。
科学というとちょっと難しく感じてしまいますが、子どもたちもスタッフも楽しく活動出来たようです。
●NHKふれあい広場&たのシックフェスティバル
この日は、午前は長崎駅前のNHKで開催された「ふれあい広場」、午後はブリックホールで開催されていた「たのシックフェスティバル」という盛りだくさんの活動でした。
ふれあい広場ではかわいいキャラクターもたくさんいて、大喜びの参加者もいたようです。午後からは楽器や音楽に触れ、芸術の秋を満喫しました。
●科学館「音の世界展」
長崎市科学館で開催された「音の世界展」に出かけました。
「あふれる音」のコーナーでは雨や風の自然の音や動物の鳴き声など、本物そっくりの音を聴くことができました。
「音であそぼう」のコーナーでは、エコーがかかって聞こえるエコーマイクやパラボラアンテナに向かって話すと、もう一方のアンテナから声が聞こえたりと、どれも楽しめるものばかりでした。
音楽は好きだけど苦手な音もたくさんあるAさん。何か興味のあるものを見つけたようです。もしかしたら、私たちが聞こえていないような音に聴き入っているのかもしれませんね。