「わが子の楽しみって、何だろう?」

過ごしやすい秋の日をもう少し楽しみたかったのに、一気に冬モードに入り,風邪の季節となりました。忙しい毎日ですが、睡眠と栄養を十分に摂り、体調にお気をつけてお過ごしください。

11月の定例会はわが子の楽しみについて考えてみました。障害がある人は楽しみを見つけるのが難しいと言われています。

それは経験が少なく自分の好きなことを見つけにくいとか、親がその活動自体や行き帰りに付添をするのが難しい、また障害特性で外出するのを嫌がるなど、様々な理由があるようです。移動支援などの障害福祉サービスはあるものの、異性のヘルパーさんの場合プールの着替えや、トイレの支援をお願いするのを躊躇したり、希望する日時が叶わなかったりするようです。

一方で障害のある本人たちは”好きなこと”をどう受け止めているのでしょう?本人の意思によって始めたスポーツも今では楽しむというより、順位や勝敗にこだわり過ぎたり、また、好きという基準で選ぶというよりは、スケジュールを埋めるために活動を選んでいるように見えるとおっしゃる方もいらっしゃいました。親としては、沢山の経験の場を与えて、本人の意思を尊重した選択ができるようにバックアップしてあげたいですね。そして将来的に親が子どもの”好きな活動”のコーディネートが難しくなったときには、第三者(相談支援専門員、日中事業所の支援員やグループホームの世話人さんなど)が本人の意思に沿った活動の選択やコーディネートを支援して頂けるのが理想的だと思いました。

次回の定例会は先月11月23日に行われた「体験してみよう知的障害 理解してもらおう知的障害」の研修会で講演いただいた広島あび隊の皆さんの実演を振り返ります。色々な疑似体験を通して知的障害を体験してみようという研修を長崎でも是非取り組んでほしいとのご意見を多数いただいております。当日参加できなかった方は是非ご参加ください。

日時:平成29年12月14日(木)10:00~12:00

場所:ハートセンター 5階 会議室 (いつもと開催場所が違いますので、お間違いのないようお気をつけください。)