話すことによる振り返り

今月の定例会は、長崎市育成会に約一か月間実習に来られていた長崎純心大学地域包括支援学科のお二人の学生さんを囲んでの話し合いを行いました。学生さんに前もって、”障害のある子を持つ親御さんに聞きたい質問”を提出いただき、その質問に答えながら進めました。「障害を受け入れるまでの悩みは?」「障害福祉サービスについて(どういうきっかけで事業所を決定したのか、どのように情報収集をしているか、どんな障害福祉サービスが有ったらいいと思うか等)」「10年後のビジョンは?」「兄弟姉妹について今思うこと」「コロナ禍でどんな問題が起きたか?」など質問は多岐にわたり、学生さんの福祉に関する熱い思いと向学心の高さ、探求心の深さに感心しました。定例会当日は台風接近の影響で、当初参加の予定だった学齢期のお子さんを持つ親御さんにはご参加いただけなかったのが残念でしたが、質問に沿って話し進めることで沢山のエピソードを思い出し自分自身の子育ての振り返りができ、内容の深い定例会になりました。

 

 

 

 

 

今後の親と子の高齢化に向けた課題として、育成会の「共助」の仕組みをどう構築していけるのか、成年後見への疑問と不安、親なき後の本人の住まいと余暇の充実についてなど学生さんの質問から話がさらに発展する場面もあり、幅広い話し合いになりました。学生さんお二人も普段なかなかお話を聞くことが出来ない障害のある人の親御さんのお話を聞くことができ、貴重な経験が出来たと喜ばれていました。

次回の定例会は11月5日(金)14:00~ 育成会生活支援センター大橋事務所にて「”親あるあいだ”に考える 親なきあとオンラインセミナー」を受講します。以前長崎市育成会でもお招きし、大変多くの方に参加いただき好評だった渡部伸さんの研修会です。障害のある人の親なきあと お金の残し方と管理の仕組みについて一緒に勉強しましょう。是非お気軽にご参加ください。