会話や言葉にきらりほっと

職員は、利用者の皆さんの言葉から元気になれることがたくさんあります。

Aさんは本人活動でも意欲的に取り組まれ、仲間からの信頼も厚い方です。担当の職員が他の利用者の方とずっと一緒に別の部屋で過ごしていると、「〇〇さん(担当職員)、活動に入れんやろ。△△さん(他の職員)がおるけん、活動は大丈夫やっけん」と言いに来てくれました。担当職員は活動のことも気になっていたので、その一言を伝えに来てくれてとても有り難かったそうです。

Bさんは利用当初はご本人からの会話が少ない方でしたが、先日雨がひどかったときに、「大丈夫でしたか?」と声をかけると「遅れるかと思って一生懸命来ました」と言われました。気さくな会話が増えて嬉しいですし、一つ一つの会話が魅力的できらりほっとです。

Cさんは来客があると必ず見送りを行ってくれます。「じゃあね、バイバイ」と言ってエレベーターまで来られるのですが、いつ頃からか「じゃあね、バイバイ。気をつけてね~」と言われています。「気をつけてね~」と一言加わることで、声をかけられる人はとても嬉しいと思います。

言葉だけでなく、ジェスチャーや筆談で伝えられる方もいますが、やり取りの中で、伝わった・わかったを繰り返すことで、よりうまく伝えられるようになっているように感じます。お互いの心の安心感も、意思疎通をより豊かにしているように思うと、利用者の方の優しく魅力的な伝え方にも、職員がそれに喜ぶ姿にも、きらりほっとします。