令和7年9月10日(水)、育成会職員全体研修会が開催されました。今年度は初めての試みとして、平日に開催し、複数の会場に分かれてオンラインで行いました。
今回は、「高齢知的障害者への支援」をテーマに挙げ、『独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設 のぞみの園』より登坂様、桑原様の2名にご講話頂きました。
知的障害者の高齢化は法人内でも課題となっており、「知的障害者の高齢化」「認知症について」「支援を切り替える」「ベースラインとスクリーニング」「高齢知的障害者への制度」という内容でわかりやすく、具体的な説明をいただきました。
支援に関すること、制度に関すること、様々な内容を学び、新たな気づきを得たり、改めて支援の難しさを実感しながら利用者の方を思い浮かべたり、充実した研修となりました。今回学んだことを活かしていきたいと思います。


また今回は「利用者とご家族の高齢化に伴う支援について」というテーマで「ヘルパーステーション」による資料発表がありました。
親子の高齢化に加えて、家族が認知症を発症されたご家族に対するケースで、ヘルパーステーションとしてどのように対応したかという事例の発表でした。
ヘルパーステーションとして、本人への日常のサービスを維持、進行しながら、他では本人を含む家族の事情に関りをもち、必要に応じて関係者と訪問を繰り返してきたことから、「関係機関と繋がりを持っておく」ことの必要性を強く感じたという内容でした。
昨年度は生憎の雪により中止となりましたが、毎年開催している育成会職員研修会も、今年度で22回目を迎えました。今後も充実した内容の研修が行えるように企画し、利用者支援の充実に繋げていきたいと思います。


