お知らせ

第16回育成会職員研修会が開催されました。

2019年3月11日

平成30年2月9日に育成会職員研修会が長崎市障害福祉センター2階研修室で開催されました。
午前は最初に「育成会職員行動規範」の改訂について説明がありました。平成16年に最初の行動規範が作成され、平成22年度に改訂されましたが、それからまた数年が経過し障害福祉の法律や利用者をとりまく社会環境が変化しており、今年度見直しの必要性が感じられ改訂を行いました。説明の中で「足の不自由な方には補装具の車椅子が、目の見えない方には白杖が、知的障害のある方には支援者が必要と言われます。職員の存在はとても重要です。」とありました。職員一人ひとりの行動や言動が、利用者の方の幸福につながり、サービスの質となり、法人の力となります。利用者の方を大切にする気持ちをしっかりと持ち、行動規範を常に意識して支援を行っていきたいと思います。
次に事業所発表を行いました。各事業所が一年間テーマを持って取り組み、資料をまとめました。今年度は「夢工房みどり」と「陽香里工房」が発表を行いました。 夢工房みどりは平成30年度に移転と生活介護への全面移行を行いました。それに伴って新たな事業所作りの考え方を整理し、実践を行った内容の報告が行われました。利用者の方が生活の中で感じる生きづらさやわかりづらさを軽減できたり、自発的な行動ができたり、思いや考えを発信できるような支援の実践を“療育”と捉え、その療育の視点を踏まえながら各活動の実践と考察を行ったことが発表されました。 陽香里工房は「強度行動障害のある利用者支援について」をテーマとした発表を行いました。最初に他事業所の見学・研修の報告があり、それから氷山モデルや支援計画書を基に利用者理解を深め、利用者の方の好きなことや得意なことを活かしながら支援を行っているところを実際の支援の様子の映像を用いながら発表されました。
午後からは、長崎よかよか隊による「体験してみよう知的障害、理解してもらおう知的障害」の研修を行いました。 長崎よかよか隊は障害者や障害特性への理解を広めるキャラバン隊で、自閉症や発達障害を含む知的障害のある人やその障害特性を疑似体験を通して知ることができる活動を行っています。このキャラバン隊活動は、今、育成会が全国的に取り組んでいる啓発活動です。プログラムも確立したものや新作のものがあるようで、この活動を始めるにあたり、長崎市独自でお母さんたちがそれぞれの特性に基づく生きづらさや生活のしづらさを出し合い、一つのワークができたそうです。話していることがわからなかったりうまく伝えることができなかったりするもどかしさや、一つのことに集中すると周りのものが目に入らないシングルフォーカスなどを体験することができました。利用者の方への理解が深まるとともに、もっともっと理解することが必要であることを強く感じさせられました。
年に一回の育成会職員研修会では、職員の研修ニーズを拾いながら現場に活かせる内容を企画・実施しています。育成会行動規範の説明であったように、職員一人ひとりの質の向上が利用者の幸せに繋がると思います。今後も利用者理解を深めながら、福祉の専門職としてよりよい支援が行えるように努めていきたいと思います。