平成27年3月21日に、平成27年度の新任職員研修会が行われ、今回は12名の職員が参加しました。
長崎市手をつなぐ育成会の職員として勤務するにあたって、最初におさえておきたい内容であり、毎年同じプログラムで行っています。
最初に育成会の歴史をスライドを使って伝えました。今年度は理事長が説明を行いましたが、歴史の中の節目節目に実際携わりながらのエピソードがたくさん伝えられ、実感を伴った話は心に深く残るものでした。この育成会という法人は、障害を持つご本人のニーズを拾い上げながら、そのご家族の想いや、先輩職員の方々の熱意によって展開してきたのだということを感じ、考えさせられました。
説明者:谷理事長
次は、行動規範の説明を行いました。「職員は利用者の人権を守ります」という言葉が最初に来ていますが、私たちが利用者の方々に対して職員としての基本的な考え方や姿勢、具体的な行動規範が示されています。一文一文に関してしっかりと理解できるように説明が行われました。
説明者:開田支援課長(さんらいず)
3つ目は法人で作成したビジネスマナーハンドブックを用いて、社会システムの理解というプログラムを行いました。今回は全体の内容を網羅しながら、電話応対についてのロールプレイを加えて行いました。電話応対はいつでも行う機会があり、電話の相手にとっては新任であっても勤続年数が長い職員であっても同じ法人の職員として捉えられるため、法人の職員としての自覚を持ってもらうことも狙いです。
最後は「自己覚知」として、自分から見た自分と他者から見た自分とを比較しながら、これから働くにあたっての役割を理解してもらいました。参加者の方は自身に向けられた期待に意欲が向上している様子でした。
理事長の挨拶で「ようこそ、育成会へ」という言葉がありましたが、まさにこの研修会をスタートとし、これからともに働く仲間として、一緒に利用者の方へのサービスや支援を深めていっていきたいと思います。