11月8日に「初任職員研修会」が開催されました。対象となるのは、勤務1年以上5年未満の職員で、今年度は31名参加がありました。
今回の研修の目的は「OJTを受ける側、行う側の両方を理解し、仲間と共有し、改善方法を見つけ、正しいOJTを考える」とし、これまでは中堅職員の課題として研修を行ってきた「OJT」に関し、初任職員の階層でもじっくりと取り組む時間を設けました。
前半は「こういうOJTはいいなぁ」ということ、また逆に「こういうOJTは困る、わかりにくい」ということの2点についてグループで話し合いました。付箋に一つずつ意見を書いて模造紙に貼っていきましたが、どのグループも付箋でいっぱいになっていました。グループの中で「一番みんなが共感した意見」と「一番意外に感じた意見」を一つずつ選び、発表してもらいましたが、一般論的なものでなく、現場で実際感じていることが基になっており、様々な意見があがりました。そのあと各グループでフリートークをし、振り返る中でそれぞれ感じることや考えることがあったようです。
後半は講義形式でOJTの基礎について学びました。前半に自由にたくさん意見や思いを出し合ったあとに基礎を学ぶことで、より現実的に自分を振り返ることができたのではと思います。
研修会全体、特にグループ討議では参加者同士活発なやり取りが行え、会場の雰囲気はとても良いものでした。研修を自分のものとして受け止め、利用者の方への支援につなげることができると感じられた有意義な研修会になりました。「OJT」の理解を各階層で深めながら、よりよいサービスや支援を提供できるようにしていきたいと思います。