長崎市手をつなぐ育成会の職員全員を対象とした育成会職員研修会も11回目を迎え、平成26年2月1日(日)に長崎市総合体育館2F大研修室で行われました。今回のテーマは”がんばれ!本人主体の現場!!”として一日研修会を行いました。
午前は、「本人活動について、運営協議会より」という表題で、その内容は本人活動の活性化と本人主体の支援について一年間運営協議会で協議を重ねてきたことの報告を含め今後の長崎市育成会の本人活動についての取り組みが伝えられました。長崎市育成会の方向性として職員全体で共通理解する時間になりました。
後半は、ご本人向けのワークショップである「知る見るプログラム」を職員でも体験してみました。「サイコロトーク」というプログラムを行いましたが、活動の意図などの理解とは別に、ちょっとした緊張感や達成感などを味わうことができ、今後の支援にも活かせていけるように思います。
午後からはまず「自分を知る」という目的でYG性格検査を行いました。120個の簡単な質問に答え、5つのタイプの分類と12の性格特性について結果が出て、自分がどういう性格かを知ることができます。結果を見た職員からはおおよそ自分が思っている通りだとの感想が多く聞かれましたが、新たに発見したり考えるところがあった職員も多かったようです。
最後はグループ討議で「意思決定支援について」意見交換を行いました。6つの日常にありそうな事例の中からグループで自由に話し合いました。どのグループも活発な雰囲気で意見を出し合っていました。”意思決定支援”についてはこれからもっと深めていきたいことであり、現段階では一緒に模索していくところですが、本日のグループ討議のように前向きに活発に検討していければ、よりご本人を主体とした支援が果たされるように思います。
育成会職員研修会は毎年、その年の時勢や職員の研修ニーズに沿ったテーマや内容を検討していますが、今年度は”本人主体の現場”をこれからもっと深めていくきっかけとなっていくものと思っています。研修は現場に活かしてこそ意味があるので日々の支援の中で深めていきたいと思います。