初チャレンジ!!(京泊)

『初チャレンジ!!』(京泊)

雑談の中で利用者のお一人が「旅行に行きたいな」と言われた事から始まった『初チャレンジ』へのお話をしたいと思います。  

AさんとBさんは今までに、ヘルパーとの日帰りバスツアーや、日中事業所での一泊旅行の経験はありますが、一人での一泊旅行は未だ経験ありませんでした。そこで、個人での旅行に参加してみたら・・という促しをしてみたところ。「行きたいけど不安だから・・」と諦めていたようでした。そこで、再度提案!!「二人ならどう?」との促しに気心が知れている「ホーム仲間となら・・」、『やってみます』と少し不安な表情はありましたが決心が出来ました。利用者二人でのツアー参加について本人さんの気持ちは決まったのですが、もしもの場合を考えると不安な点が出てきました。管理者に相談すると、自分(管理者)が鹿児島に連休中は滞在しているから、目的地を鹿児島にすると何かあっても対応出来ると言ってくれました。     

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ゴールデンウイークに行ける鹿児島一泊ツアーを広告で調べました。JRで行くツアーが一つあり申し込みをしました。申し込みを済ませ、日程表が届いてから分かったのですが・・添乗員が、博多から乗車と思いがけない事が発覚しました。利用者二人だけで、浦上駅から乗り継ぎをして新鳥栖駅でツアーに合流しなければいけない事は大きな問題点になりました。お話は出来る方達ですが、上手に伝えられるか、乗り過ごしはしないか色々な不安要素がありました。そこで、旅行会社を通してJRに協力をしてもらえないか管理者が連絡を取ってくれました。数日後、乗り継ぎの協力はJRの方が行ってくれることが決まりホッとしました。

JRの方と添乗員に向けて協力のお願いとお礼を書いた手紙を準備し、携帯電話から管理者にかける練習は数回行い当日を向かえました。浦上駅に同行し駅員さんに挨拶をすると、「浦上駅、新鳥栖駅、鹿児島中央駅と話は通っています。」と心強い返答で安心して見送る事が出来ました。利用者お二人は、旅行に行ける嬉しさで不安はどこかに飛んで行った様でした。

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「着きました」とホテルから、ホームに連絡がありました。そこでちょっとした問題が!!お小遣いの計算が合わないと二人とも慌てた様子で、電話に替わり番こに話して来ました。割り勘にした金額、レシートのない買い物で使った金額が分からなくなり残金が少ないとの事でした。一人ずつ朝からの流れ(使った金額)を確かめながら合わせていきました。数回繰り返しましたがそこでは分からなかったので、1日目の残金を書いておきホームで合わせる事にしました。2日目もおいしい食事、地元のお菓子など普段は食べられない物が多く旅行を満喫出来た様でした。添乗員さんも優しくして頂いたようで、一緒に写真を撮っていました。5月3日の早朝から1泊2日のJRを乗り継いだチャレンジ旅行は、無事に帰宅出来た事でいい思い出・経験になりました。また、行きたいなとお二人とも言っています。