「わが子の健康、どう守る?」

知的障害のある子を持つ親として、一昨年から続く新型コロナウィルスの感染を危惧しながら、これまで以上にわが子の健康に気を遣う日々を過ごされている方も多いと思います。コロナワクチンの接種も始まりましたが、知的障害のある人の中には病院や注射が苦手という方もおられ、接種後の副反応の訴えもままならない方も多いため保護者の方も大変気を揉まれているようです。

では皆さん、知的障害のあるわが子の日頃の健康管理はどうされているのでしょう?ケガ等一見して周囲が気付く場合は別として内科的な病気などは本人の訴えに頼れない場合(感覚的に低反応で痛みを感じてなかったり、違和感があっても言葉で表出できないなど)もあり、健康診断を定期的に受けて病気の発見につなげるしか手段がない場合もあります。また日頃から服薬治療を続けられてる方も多いようですが、その薬量の調整などに苦慮されてると話される方もいらっしゃいました。専門医を探すことの難しさ、理解のある医師や看護師との出会い、医師との相性、セカンドオピニオンの重要性、心の健康の保ち方など、皆さんに経験に基づく興味深いお話を聞かせていただきました。現在知的障害のある子と同居している方、既にグループホームに入居している方など様々でしたが親なきあと健康管理は第三者にお任せすることになるでしょう。健康管理は確実にしっかり行ってもらいたいものの、本人が苦しまないよう(痛みが続かないよう)過度な医療は望まないと話された方もいらっしゃいました。知的障害のある子の親にとって、今現在のみならず親なきあとの本人の健康管理は大変深く重いテーマだと思いました。

次回の定例会は8月19日(木)10:00~ 育成会大橋事務所会議室にて「谷理事長を囲んで」と題して行います。育成会事業所の運営、今後の展望、事業所の支援さらには育成会の行事についてなど小さいことでも構いません。理事長を囲んでざっくばらんにお話してみませんか?