リフレーミング!

 新年のご挨拶をしてから、すっかり間が空いてしまいました。月2回の更新を心密かに誓っていたのに、早くも自滅…。ちょっと落ち込んでしまった私は、先日行われた育成会の職員研修会で「リフレーミング」という言葉に出会い、気持ちを切り替えることができました。枠という意味のフレームという言葉はご存知かと思いますが、「枠組みをし直す」つまり「見方を変える」ということだそうです。

 人は誰でも、長所と短所を持っているものですが、短所の部分に目を向けて全体像を決めてしまい、「あの人はイヤな人だ。」とか「感じの悪い人だ。」などと思ってはいないでしょうか?見方を変えれば(リフレーミングすれば)チャンスが生まれるということで、日常使いそうな否定的な表現を言い換える練習をしました。  「落ち着きがない(多動)」→「好奇心旺盛」とか「活動的」、「何度言っても分からない」→「信念がある」、「しつこい」→「粘り強い」、「だらしない」→「おおらか」など。

 リフレーミングしてその人を見れば、また違った印象を受けるのではないでしょうか?タイムケアの活動の中でさまざまな子どもたちの態度や反応から、スタッフもいろんな印象を持ちますが、それが短所と思えるようなものであっても、見方を変えて、伸ばしていけるような長所に変わればいいなと思いました。

では、今年に入ってからの活動をご紹介します。

●諏訪神社初詣

142.jpg141.jpg2013年、第1回目の活動は諏訪神社への初詣とランチでした。

家族で初詣に行ったお子さんもいたようですが、友だちと行く初詣もいいものですよね。みんなそれぞれ何をお願いしたかはヒミツです!

ランチの後はちょっと足を伸ばして、グラバー園まで行ってみました。お天気もよく、海と空の色がとてもきれいでした。

●お正月遊び

162.jpgお正月と言えば、はねつき、凧挙げ、コマ回し、双六…(古い?!)というのは、一昔前の話でしょうか?今や、テレビゲームかな?!

昨年は161.jpgカルタ作りや福笑い、双六作りなど、昔ながらのいろんな遊びに挑戦したのですが、意外に子どもたちは熱中して遊んでくれました。そこで、今年ははねつきに挑戦することにしました。さすがに羽子板を作るのは無理なので、羽子板ならぬ羽子うちわ(?)を作成しました。片面にのみ、それぞれに思い思いのデコレーションをして、色とりどりの羽子うちわの完成です。

164.jpg130106_1348~02.jpg早速、作った羽子うちわを使ってはねつきに挑戦。室内なので、固い羽は使えないと言うことで、ティッシュを丸めたもので代用しました。

この日は、夢くらぶ(学齢期以外の育成会の会員活動)からの参加者もあり、様々な年齢層のみなさんが、いっしょにはねつきだけでなく、トランプや双六など、へやのあちことに輪を作って楽しんでいました。

 

●鬼のお面作り&豆まき

221.jpgタイムケアでは季節の行事も大事にしています。節分が近かったので、みんなで鬼のお面を作って、豆まきをすることにしました。

ところが、この日はハートセンターのお部屋が空いておらず、初めての場所でしたが、山里地区ふれあいセンターのお部屋をお借りして活動しました。この日はポカポカの暖かい日で、日当たりの良い部屋は暖房もいらないくらいでした。

みんな、既成の鬼のお面を参考にしながら、自分のオリジナルお面を作りました。中にはとっても気の弱そうなやさしい鬼のお面もありましたが。

222.jpgIMG_3737.jpgお弁当の後に、豆まきをしました。豆は衛生的で後の掃除も簡単なように、パックに入っている豆、キャンディを混ぜてまきました。

みんなわーっと夢中になって、豆やキャンディを拾いました。拾っただけもらえるとなると、激しいバトルになりそうだったので、拾ったものは、一旦集めて平等に分配することにしました。

分配する様子を見つめるみんなの視線が痛かったスタッフでした…。(ちゃんと平等に分けましたよ!)

●諌早青少年自然の家巨大ジェンガ遊び

231.jpg232.jpg寒い時期は、室内の活動が中心になります。諌早青少年自然の家は、さまざまな室内プログラムが用意されており、梅雨時、暑い時、寒い時によく利用させていただく場所のひとつです。以前別の活動で行ったスタッフが、巨大ジェンガがあって、楽しかったと教えてくれたので、早速タイムケアでも体験することにしました。

ジェンガというのは小さな木片を積んで塔を作り、それを崩さないように抜いていくというゲームですが、倒れても危険の無いような素材でできており、大きいので全身を使って遊ぶことができます。

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みんなどこを抜いたら大丈夫か考えながら、時にはスタッフのアドバイスをもらって、ゲームを楽しみました。

時には、大胆に抜こうとする子どもたちに、スタッフから「ああ~っ!」と悲鳴が上がることも…。

諌早青少年自然の家のレストランではバイキングの食事がとれるようになっており、それも楽しみの1つなのですが、レストランに入るのが苦手で、これまでも入れずロビーで食事をしたりしていたAさんが、この日はすんなりレストランに入ることが出来、成長を感じた日でもありました。

昼食後も「またやりたい!」という声に、ジェンガ三昧の日となりました。