「わたしのいいところ」って?

 長崎市育成会には本人部会FICSという本人活動があり、年8回話し合い活動やクリスマス会などの交流会、グループホームの見学などの研修、そして研修会の主催を行っています。先日はそのFICSの中で「自分を知る」というテーマで話し合いをしました。

 時々本人さんから「〇〇さんからこんなことを言われて腹が立った。」という訴えを聞きますが、一方では他の人に同じような思いをさせているかもしれません。先ず誰もが長所と短所を持っていることを知ってもらうために、「自分のいいところ」と「自分があまりよくないと思うところ」を書いてもらいました。みなさん自分について振り返る機会もあまりないためか、なかなか筆が進まないようでしたが、「元気がいい」「あいさつが上手」「まじめに仕事をする」「仕事がていねい」「力がある」など、職場や事業所で褒められた言葉が多く挙がりました。

 後半では他の人から見たそれぞれのいいところを言ってもらいました。「洋服のセンスがいい」「明るい」「笑顔がいい」「やさしい」「難しいことばを知っている」など、たくさんの褒め言葉をもらい、はにかみながらも満面の笑みで聞いていらっしゃいました。褒め言葉は人を前向きにしてくれますよね。

 タイムケアでも子どもたちを褒めるということをスタッフ間で共通理解しています。「できたね」「すごいね」「助かるよ」と、褒められることで自己肯定感が増し、自尊感情が育ちます。この感情は成長していくうえで欠かせないものなので、意識的に褒めることでしっかりと伸ばしてあげたいなと思います。

 では、今回は9,10月の活動をお知らせします。

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