前回、「ハートセンターまで一人で行けるようになるといいですね。」というお話をしましたが、今回は一人で行けたお話を…。
Aさんは、それほどおしゃべりではありませんが、聞かれたことには笑顔で返事をする明るい女の子。いつもはお母さんとタイムケアには来ていました。
ところが、ある日、お母さんから「今日は一人で行かせたのですが、もう到着しましたか?」と電話がありました。家を出た時間からすると、とっくに着いてもいい時間だったのですが、集合時間を過ぎても姿を現さず、近くを探しても姿は見えません。みんな心配して不安になりましたが、お母さんもすぐに向かいますとの事だったので、スタッフを1名残して、予定より20分ほど遅れて活動に出発する事にしました。
結局、みんなが出発してほどなく、Aさんはハートセンターに自力で到着。Aさんの話から推測すると、茂里町で降りられずに終点まで行ってしまったようで、折り返してまたまた茂里町で降り損ない、別の電停で降りたAさんは、歩いてハートセンターまでやって来たのでした!!きっとAさんにとっては大冒険だったことでしょう。でも、この大冒険は、Aさんにはとても大切な経験になったはずです。
全日本手をつなぐ育成会作成の”家族支援プロジェクト”の中にも「トライアンドエラー(試行錯誤)を繰り返しながら、成長する」と書かれています。失敗したけど、自力でたどり着いたという経験は、Aさんの自信につながったでしょうし、お母さんの子離れにも弾みをつけたのではないでしょうか。
この日は、到着を待っていたスタッフと一緒に、一足送れて活動に参加したAさんでしたが、合流した時の表情は晴れ晴れとした笑顔でした。その後も、みんなと楽しく活動出来ました。
今日は「KTN訪問」「元宮フエルト小物作り」「歴史文化博物館&玉屋レストラン」「ポニーランド&現川河川公園」の報告です。