ありがたいSOS

1年も半分が過ぎ、もうすぐ7月に入ります。皆様いかがお過ごしでしょうか。

本格的な暑さを迎える前に、栄養や水分、睡眠をしっかりとることを意識してお過ごし下さい・・・。

 

さて私達ケアマネジャーは、ご高齢者が在宅生活を送る中で、どの部分が困りごとかを見極め、その困りごとにマッチしたサービスを提供することを心掛けて支援しています。

 

今回は、あるご夫婦のお話を少しだけご紹介したいと思います。

 

細い階段が続く急な斜面地に、高齢のご夫婦だけで暮らすS様。利用者であるご主人と奥様は、これまで介護保険サービスの利用を勧めても頑なに拒否されてきました。

「年はとっても自分たち2人だけでどがんかせんば。」

「皆の税金でもったいない。」

「自分のことは自分でせんば。」

と、いつも口癖のように言われてきました。

ご夫婦なりの生活の仕方や考えがしっかりあるのですね・・・。

 

 

ご夫婦はこれまで、必要と推測される支援の殆どを受けないまま過ごしてこられました。

しかしある日、SOSの電話が育成会ケアプランセンターに入りました。

 

「困った、助けてくれんね。」

と。

 

困りごとを聞くと、ご夫婦で体調が悪く、差し当たっての食材を買いにいくことが難しいとの内容。その1本の電話をきっかけに、毎週の継続的なヘルパー利用につながっていきました。ご夫婦のお宅をヘルパーが定期的に訪問することで、体調や環境の変化に早目に気付くことができるので安心です。

 

今も

「まだまだ自分たちのことは自分たちでせんば、人に甘えられん。」

「迷惑はかけられん。」 と、言われるご夫婦ですが、

「ありがとう。」 とも言って頂きました。

 

そんなお二人の生活を全て支えることは出来ないまでも、これからも少しだけお手伝いすることができたら・・・と思っています。

全てを解決は出来ませんが、皆様も何かお困りの際はお気軽ご相談下さい。