ワークあじさいの芸術家

 

ワークあじさいの吉田さんが一般社団法人 全国障碍者生活サポート協会 2020年度アールブリュット展にて「みんなが楽しくおもしろくみえるように」で入賞されました。

ワークあじさいでは、農園芸班で花苗の育成をしており、四季折々の花の色や花の咲き方を観察して自分の絵に役立てていると話されていました。

日本全国から多く応募された作品の中の入賞した作品3作品の中の1作品です。選出された3作品はサポート協会の2021年度パンフレット及び7月1日発行の「サポ協だより~シンビジネス 共生~」に掲載され、この3作品を始め応募作品の全ては協会のホームページで見る事ができます。

吉田さんは過去、長崎市障害者アート作品展などで入賞やパラリンアート世界大会2019では一次審査を通過されています。

次の作品展に向けて、平和をテーマに描いております。また、世界遺産の軍艦島や四季の花など、モチーフに描いておりますので、今後の作品にもご期待ください。

利用者会議

ワークあじさいでは、本人活動として利用者の皆さんが主体的に意見を出し合い、自分たちで物事を決めていく「利用者会議」というものが行われています。利用者の皆さんの主体的な考えを大切にしているので、職員は皆さんの意見を引き出すサポート役に徹しなければなりません。

今年度は、何のテーマで話し合いを行っていくかを考えるため、アンケートを記入してもらうところから始まりました。

4月「いろいろな決め方について、考えたいことについて、ワークあじさいについてのアンケート記入!」

はいorいいえorわかないで答える形式と、自由記述形式の2種類の形式でアンケート記入してもらいました。アンケートの結果、今年度は朝のランニングの曲の変更について考えることが決まりました。

6月「ランニングの曲を考えよう!」

ランニングの曲を決めるためには何を考えなければいけないかを担当班ごとに話し合いました。

①どういう曲がよいか。②曲の長さ。

③どうやって準備するか。④他考えなければならないこと。

8月「プレゼンテーションの準備をしよう!」

班ごとに意見を1つにまとめて、プレゼンテーションの準備をしました。各班、工夫を凝らしたプレゼンテーションの用紙を準備していました。

12月「プレゼンテーション&投票!」

1人2票を持ち、投票を行いました。自分の班にも投票できるようにしました。

○シールを使用し貼っていき、利用者の方だけでなく、職員も投票をしました!

2月「結果発表!」

投票の結果は、なんと2班とも同率の投票数でした。この場合、最終的にどうやって結果を決めるのか、もう一度皆さんで考えました。2つの班の代表者がじゃんけんで決めてほしい、職員で決めてほしいなど様々な意見がでましたが、もう一度シールを貼っていく、決選投票を行うことに決まりました。

 

「いざゆけ若鷹軍団」or「ガッツだぜ」

ちなみに、他に候補に挙がった曲は、「トラブルメーカー」「100万年の幸せ」「USA」です。

投票の結果・・・僅差で『いざゆけ若鷹軍団』になりました。

投票して終わりでは、ありません。『いざゆけ若鷹軍団』の曲を「どう準備するか?」「誰が準備するのか?」「いつから変更するのか?」を班ごとに具体的に話し合い、発表しました。

その場では決まらず、希望メンバ―数名が名乗り出て、「ランニング曲変更実行委員会」を結成することになりました。

現在、ランニングの曲変更に向けて「ランニングの曲変更実行員会」のメンバーが話し合いを行っています。

今年度の利用者会議では、一人ひとりが意見を発言し、どのような考えをもっているのかを他の人と共有し合える良い時間になったのではないかと思います。また、1つの事を決めることの大変さや難しさを理解することに繋がったのではないでしょうか。

 

 

生活支援

ワークあじさいでは、「利用者の方の生活の幅を広げられるような支援を行う」ことを目的とし、年に4回生活支援を行っています。この生活支援では、生活に関する自分の行動の確認を行い、実践も取り入れながら学ぶ機会としています。

利用者の方に生活支援でどのようなことを学びたいかを尋ねた際、多かった意見を参考として下記の表にある通り ①バス、電車などの利用について、②お金の管理について、③整理整頓について、④身だしなみについて を学びました。

①バス、電車などの利用についてYouTubeを使い、電車内でのマナーについての視聴とバスでの乗車マナーについてまとめた資料を配布し、読み合わせと内容の確認を行いました。
②お金の管理について毎月の工賃の使い道や管理の仕方についての意見を出し合ってもらいました。その後、実際におもちゃのお金を使用し、お買い物をしてもらい、お金の計算に取り組んでもらいました。
③整理整頓について男性は、更衣室のロッカーの中身を出し、何が入っているのかを各自で確認後、整理整頓しました。

女性は、バックの荷物を整理整頓してみようという事実際に行いました。ポーチの活用方法や仕事に必要な物、不必要な物を確認しました。

④身だしなみについて男性と女性とに分かれ、毎日身だしなみチェックをどのように行っているのか、意見を出し合ってもらいました。その後、ビジネスマナーハンドブックを使用し、身だしなみチェックを実際にしてみました。

年に4回しかない生活支援ですが、有意義な学びの場になったのではないかと思います。

第20回 夏まつりが開催されます。

毎年恒例の夏まつりが今年も開催されます。

たこ焼きや焼きそば、フランクフルトなどの食べ物店や、お菓子釣りやくじ引きなどのゲーム店が出店されます。

今年は例年以上にビックなイベントも開催されますので、ぜひご友人等お誘いの上、お越し下さい。

ワークあじさいの給食サービス

ワークあじさいでは、利用者の皆さんに安心・安全で美味しい給食を提供しています。

栄養ソフトを導入し、1食のカロリーを600~700kcalに抑えたメニューを考え、タンパク質や脂質、ビタミン等の栄養バランスを考慮した食事を提供しています。また、献立表にひと月の平均摂取量として、カロリー、タンパク質、脂質、塩分量を明記しています。

肥満予防対策としては、今年度からスチームコンベクションオーブンを取り入れて、調理方法のアレンジの幅を広げています。また低カロリー食材、こんにゃくや農園で収穫した旬の野菜を取り入れています。

給食委員の利用者が誕生月の方に希望メニューの聞き取りを行い、献立に反映しています。長崎の郷土料理、行事食を取り入れ給食に変化と楽しみを持たせています。

  

★写真のメニュー

魚の治部煮風

卵とじ

ご飯

味噌汁

 石川県の郷土料理である、小麦粉をまぶしとろみをつけた煮物「治部煮」が初めて給食に出ました。お魚のうまみがとろみによって、ギュッと閉じ込められていて美味しかったです。野菜たっぷりのメニューで、栄養満点でした。

これから夏になるので、キュウリやオクラ、ナスなどの新鮮な野菜が給食に出る予定です。

 献立表にもあるよう、バラエティー豊かなメニューで利用者の皆さんも毎日の給食を楽しみにしています。

 

第17回交流芸能祭に参加してきました。

2月17日とぎつカナリホールで第17回交流芸能祭が開催されました。

今年は、沖縄県や鹿児島県の奄美群島でお盆の時期に踊られる伝統芸能の「エイサー」に挑戦しました。空手の型や手踊りを取り入れ、「ワーク風エイサー」にアレンジを加えました。衣装も新しく今回のために揃えました。

「ワーク風エイサー」は、空手の型など振り付けが難しい箇所が多くありました。11月から朝のラジオ体操や作業時間を使い、力強く!かっこいい!エイサーを披露できるよう気合を入れて練習に励んできました。そのため、一人ひとりがどの様に身体を動かせば、空手の型がよりかっこよく見せれるのかを考え、腕の力の入れ方を工夫されていました。

ワークあじさいは、利用者の皆さんだけでステージに立ち「ワーク風エイサー」を披露します。そのため、ステージ場の立ち位置や並び順、曲の入りなどを一人ひとりが覚えました。

本番は皆さんの練習の成果が発揮され、会場からは温かい拍手が送られていました。全員の腕の振り付けが揃った際には、感動し、皆さんで協力して何かを作りあげることの素晴らしさを感じました。

利用者の皆さんも、本番を終えた後はほっとされたようで安心した笑顔を見せていました。また、各々が達成感でいっぱいな様子でした。

研修旅行に行ってきました!

10月19日(金)から20日(土)に大分県に研修旅行に行ってきました!

研修旅行は数ある行事の中でも人気ナンバーワンの行事です。数か月前から職員と行事担当利用者さんが協力しながら、行きたい場所の聞き取りをしたり、旅館で行う宴会の進行を考えたりと利用者の皆さんの意見を取り入れながら準備を行ってきました。

ここ数年は研修旅行の時に天候が悪くなることが多かったので心配をしていましたが、当日は気持ちの良い秋晴れの天気の中、長崎を出発しました。

まず最初に訪れたのは、サッポロビール日田工場です。黒ラベルの歴史、おいしさを工場見学や映像を通じて学んできました。また、できたての「黒ラベル」の試飲や家庭でおいしいビールを飲む方法も伝授していただきました。

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次に訪れたのは、湯布院です!1時間半、各活動班に分かれて散策しました。湯の坪街道には、たくさんの食べ物店やお土産店などがあり、時間が足らないほどでした。金鱗湖まで歩いた班や、湯布院駅に行った班など、各班それぞれで思い出を作りました。

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湯布院散策を満喫した後は皆さんが泊まるホテルへと向かいました。ホテルに着くとまずは温泉で旅の疲れを癒しました。その後は、皆さんお待ちかねの宴会でした。もちろん、カラオケもあり最後の曲、ゴールデンボンバーの女々しくてでは、盛り上がりは最高潮に達していました。

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2日目は、まず高崎山動物園に行きました。猿がいない日もあるため猿がいるのかが心配されていましたが当日は、588匹もの猿がいました。餌を食べている様子も見ることができ、カメラを片手に写真に収めていました。

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うみたまごでは、セイウチ・トド・ペリカンやイルカのショーを見ました。迫力のあるセイウチに触りに行かれた方もおり、「固かったです。」と感想を述べられていました。

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長崎に帰るバスの中では疲れたのか寝ている人も多かったですが、とても楽しい2日間で心身共にリフレッシュして良い思い出の1つになりました。

第19回 夏まつりが開催されました。

8月3日金曜日の夕方に夏のビックイベントの一つでもある、夏まつりがあじさいの家と合同で開催されました。

当日は地元の小学生をはじめとする多くの地元の方々にもご来場いただき、大盛況のうちに開会しました。三角くじやお菓子釣りなどのゲーム店、たこ焼きやフランクフルトなどの食事店、飲み物店が出店され、利用者の皆さんが「いらっしゃいませ!」と大きな声でお客様を呼び込下さったおかげで、ほとんどのお店が完売することが出来ました。また、食べ物店では今年からの新メニューとして”あじさいちらし”が販売されました。

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ゲーム店では、長い行列ができているお店もありました。そして、今年のイベント“ラムネ早飲み大会”では、優勝者に豪華な賞品が用意している事もあり、たくさんの参加者の方の熱いバトルが繰り広げられていました。最後には職員も参加し、大盛り上がりでした。

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夏まつり後半には全員で三重と樫山の盆踊りを踊り、今年も地元の小学生なども太鼓の演奏に加わっていただき地域の方と一緒に盆踊りを楽しみました。

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フィナーレの花火は、夜空にきらきらと光りとても綺麗でした。暑い中での開催でしたが、お手伝いをして下さった保護者の方をはじめとする皆様やご来場して下さった皆様の協力でとても楽しい夏まつりが開催できました。

第19回 夏まつりが開催されます。

 

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毎年恒例の夏祭りが今年も開催されます。

焼きそばやフランクフルトの食べ物店や、くじやお菓子釣りなどのゲーム店様々なお店が出店されます。

ぜひ、友人等お誘いの上お越し下さい。

 

 

平成30年度第2回ワークあじさい保護者会が行われました。

6月9日(土)第30年度第2回ワークあじさい保護者会が行われました。
今回の保護者会では、平成29年度事業報告(業務報告を含む)及び決済報告と作業班に分かれての懇親会が行われました。
受託作業班では、ワークの皆さんが普段している作業を実際に保護者の方に体験してもらいました。実際に体験してみることで「難しかね。」「なかなか上手にできない。」などの感想や「どのくらいの速さで仕上げることができるの?」などの質問も出てきて、保護者の方々も皆さんの大変さや、商品を扱うことの難しさを実感されていました。
農園芸作業班では、花壇植え込みの様子やポットに土を入れている様子など、実際の作業場面を写真で見てもらいながら説明しました。利用者のみなさんが頑張っている様子を見てとても感心されていました。
また、農園芸班のみなさんで栽培した花苗や野菜、さんらいずのお菓子を販売をしました。色とりどりの花を目にした保護者の方たちは「きれいね」と話しながら、購入するお花を選ばれていました。
今回の保護者会は普段の作業の様子を保護者の方々に知っていただく良い機会になったのではないかと思います。

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